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当店はアンティーク製品から現代ハイエンド機器までを取り扱うオーディオ専門店です。

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〒545-0014 大阪市阿倍野区西田辺 1-12-15 1F

PCオーディオについてAbout COMPUTER AUDIO

アナログか?デジタルか?という論争は永遠に決着のつかない「不毛の論争」です。
当店のコンセプトである「発想・選択・自由自在」の観点から述べさせていただくと,どちらを選ぶのも人それぞれで,当店が押し付けるものではありません。できれば両方を楽しんでしまえばいいのです。
このコーナーでお話しさせていただくのは,これからのデジタル音源はどう再生されるのがベストか?ということです。
このコーナーは一人のオーディオ・ファンである Jazz Audio(ニックネーム) が書かせていただきました。よって,オーディオ南海 西田辺店には一切の責任はありません。

  • これからのデジタル・プレーヤー

現在,市販されているパッケージ・ソフトはCD,SACD,DVD(オーディオ)ぐらいでしょうか。
市場に出回っているデジタル・プレーヤーはCD/SACDプレーヤーがメインで,あとはユニバーサル・ディスク・プレーヤーなる機種がちらほらと散見される程度です。
いつの間にか,CD専用機は姿を消してしまいました。一般的にはCDの音質で十分であると考えるのですが,オーディオ・メーカーは,今の「オーディオ不況」を乗り切るためにCD/SACDプレーヤーに矛先を向けてしまいました。SACDやDVDオーディオは,全く普及していないにもかかわらず…。
また,SACD用のピックアップはCD用のピックアップに比べて非常に寿命が短いということが経験として分かってきました。CD/SACDプレーヤーでCDはまだまだ再生できるのに,SACDが再生できなくなってしまうということが起こりうるのです!そうなった時点で,そのディスク・ドライブのメカは生産完了ということが多くて,修理不能という事態に陥ってしまう場合もあります。
ハイレゾ音源の配信が始まると,CD/SACDプレーヤーにUSB入力端子を設けるメーカーが増えてきました。こうなってしまってはもうユーザー不在の戦略であり,将来のデジタル音源をどのように再生するのかという目標・到達点が全くもって見えません。

  • PCトランスポートの出現!

そこで「PCトランスポート」という考え方が出現しました。今までのディスク・プレーヤーの貧相なCPUではなくて,有り余る処理能力を持った高速なCPUでデジタル信号を処理するというものです。
取り扱うことができるデジタル音源は
  CDをはじめとする16bit/44.1kHzのPCM音源
  SACDに使用されているDSD音源
  24bit/192kHzを代表とするハイレゾPCM音源
など全てのデジタル音源が再生できるというものです。24bit/352.8kHzのハイレゾ・デジタル音源も配信されつつあるようです。
PCオーディオと言っても従来のDAC以降(プリアンプ,パワーアンプ,スピーカー等)は現状の愛着のある機器をそのまま使うのです。今までのCDトランスポートのみがPCに置き換わるだけです。

  • 必要なハードウェア

必要なハードウェアは
  パソコン(OSはWindows,Mac,Linuxのいずれか)
  CDドライブ(リッピング用に必要であれば)
  外付けHDD(容量は2~3TBぐらい)
  バックアップ用HDD(容量は2~3TBぐらい)
  DACにUSB入力がない場合はUSBをS/PDIFに変換するDDC
  高音質を狙うならマスタークロック・ジェネレーター
  各種デジタル・ケーブル
程度です。

必要な機器が多いようにも思いますが,機器単体の価格は「オーディオ価格」と比べれば「月とスッポン」ですので,そんなに初期費用は大きくありません。

  • 必要なソフトウェア

必要なソフトウェアはパソコンのOSによっても変わってきますが,私の場合“iTunes”が必須ですので
  iTunes(音楽データ管理用ソフト)
  音楽再生専用のプレーヤー
  リッピング用ソフト
  オーディオ・コンバーター(音楽データのフォーマット変換ソフト)
  AU(オーディオ・ユニットというプラグイン)
程度です。

上記ソフトウェアで有料なのは“音楽再生専用のプレーヤー”および“AU”くらいで,あとのソフトウェアはフリーで無償です。
また,“iTunes”は単独でもCDをリッピングしたり音楽再生もできるのですが,ちょっとその精度が不安ですので音楽データ管理用ソフトとして使用します。その使用感は抜群の使い易さが魅力で,他の追従を許しません。

  • 快適なPCトランスポートを楽しむために

必要なハードウェアとソフトウェアが揃いました。これで,お手持ちのCDをリッピングしてHDDに保存します。
ハイレゾ音源を聴きたければ,ハイレゾ配信サイトからダウンロードしてHDDに保存します。DSD音源も同様です。
このままでも,十分な高音質が期待できますが,ここでAU(オーディオ・ユニットというプラグイン)でご自身の趣向にあった音に仕上げることにより,十分な手間をかけることができます。
AUにはパラメトリック・イコライザーやリバーブなどがあり,いろいろな効果を付加させることができますので,十分な時間と手間をかけて,音質を調整してください。
また,パソコン,CDドライブ,HDドライブやDACのインシュレーターや各機器をつなぐ各種デジタル・ケーブルでも思った以上に音が変化しますので挑戦してみてください。
ご自身の目指す音を求めて,オーディオ・ライフを満喫してくださいませ。

  • 私的PCトランスポートの楽しみ方

私の個人的なPCトランスポートの楽しみ方・考え方を書いてみます。
LINNの提案するネットワーク・ミュージック・プレーヤーという考え方も興味深いものがあります。DACにイーサネット・インターフェイスを持ったものです。LANケーブルを各部屋に敷設しておくと,共有のNASに保存している音源を各部屋で再生可能というものです。ただ,各部屋にネットワーク・ミュージック・プレーヤーのDSMとオーディオ装置が必要なので,日常の生活のいかなる場所・時にも音楽を楽しむという習慣があまりない日本の文化に溶け込めるかどうかは疑問です。
私の場合はオーディオ装置を設置している部屋のみで高音質な音楽を聴くことができればそれでOKなので,PCのUSB出力を受けることができるDACを選択しました。この方がDACの選択肢も広がりますし,LANケーブルの敷設も必要ありません。

次に,PCのOSの選択が必要です。WindowsかMac OSかLinuxか?一般的には普及率の高いWindowsが選択される場合が多いと思います。私も初めはWindowsから取り組みました。
Windows版のお勧めミュージック・プレーヤーは下記の通りです。
  JPLAY(http://jplay.eu/
  HQPlayer(http://www.hqplayer.jp/
  XXHighEnd(http://www.phasure.com/index.php
いずれも有料のミュージック・プレーヤーです。3つ目の“XXHighEnd”はとても怪しい雰囲気ですが,音は好みでした。
ただ,3つともプレイ・リストの使い方が iTunes と比べると残念な使用感でした。私が使っていたのは,もう随分と前なので進歩しているかも知れません。

Mac OSに私が移行したのは,iTunes の使い良さを生かしたいとの思いからです。
Mac OS版のお勧めミュージック・プレーヤーは下記の通りです。
  Audirvana Plus(http://audirvana.com/
  Fidelia(http://www.audiofile-engineering.com/fidelia/
  Pure Music Ver.2(http://channld.com/puremusic/
  Amarra+Amarra sQ(http://www.sonicstudio.com/
いずれも有料のミュージック・プレーヤーです。
“Audirvana Plus”は最もお勧めのミュージック・プレーヤーです。iTunes との連携プレイも完璧で,AUも4種類組み込むことが可能です。機能も申し分なく,音質も最高クラスです。
“Fidelia”は iTunes との連携プレイが出来ないのが残念です。AUは3種類組み込むことが可能です。ただ,もう開発は終了してしまったのか,最近はバージョンアップがありません。
“Pure Music Ver.2”は iTunes との連携プレイも出来て,AUも沢山組み込むことが可能です。ただ,多機能過ぎて使いこなしに少々難ありで,音質は可もなく不可もなくという感じです。
“Amarra”は当初,非常に価格が高くて日本の代理店を通してしか入手できず,評判は大変良かったのですけれど私としてはあまりよろしくない印象を持っています。iTunes との連携プレイは可能ですが,AUは組み込めずに独自の“Amarra sQ”というパラメトリック・イコライザーを別売で入手できます。ただ,操作性が独自のものであり,操作感が良いとは言えません。今は他のミュージック・プレーヤーを意識してか価格も抑えられて,ネットからダウンロードできるようです。
Mac OSを導入するのに一番大切なことはミュージック・プレーヤーが iTunes と連携できるものが多いということとAU(オーディオ・ユニット)というプラグインを組み込むことができるものが多いという2つの利点があるということです。
Windowsのミュージック・プレーヤーでも iTunes と連携できるものやAUが組み込めるものが存在するとは思いますが,特に iTunes との連携がぎこちない(動作が遅くて使い物にならない?)ものが多いと感じます。やっぱり,iTunes は Apple の製品で動作させた方がいいでしょう。

Linuxのマシンは使ったことがないのでお話はできません。ただ,使いにくいということは聞いたことがありますが,OSが単純なので最も音が良いとの評判もあります。

  • iTunesとAU(オーディオ・ユニット)

PCオーディオの魅力はやはり iTunes と AU に尽きると思います。iTunes と AU を別に使わなくても高音質は手に入るでしょう。ハイレゾ音源やDSD音源を再生すれば,CDやSACDの音質を簡単に超えることができます。周波数特性やS/Nなどの物理特性的性能はアナログ・デジタルを両方含めても最高でしょう。
ただ,使い勝手がよろしくないとか音が硬くて音楽を楽しめないという方も出てくるでしょう。アナログを楽しむ場合には工夫して使い勝手を良くしたり,カートリッジやトーンアームを交換して音を自身の好みに近づけることができます。
PCオーディオでは最高の使い勝手を実現するために iTunes を使ったり,好みの音質に調整するために AU を使うことができます。

iTunes を音楽データ管理用ソフトとして使用する場合,“flacファイル”と“DSDファイル”は取り込むことができません。そのため,“flacファイル”はオーディオ・コンバーターを用いて“wavファイル”などに変換して iTunes に取り込む必要があります。また,“DSDファイル”は使用しているミュージック・プレーヤー独自のプレイ・リストに取り込んで再生する必要があります。
もう一つ iTunes を音楽データ管理用ソフトとして使用する場合に問題があります。“wavファイル”を取り込む場合には曲情報などは取り込むことができません。これは大問題で,ミュージシャン名やアルバム・タイトルをなかなか覚えることができないような初老の私にはアルバム・ジャケットの画像で聴きたいアルバムを探すのが通例となっています。ですから“wavファイル”で取り込んだアルバムのジャケットの画像が表示されないということは致命的な問題です!できるなら,高音質の“wavファイル”で音楽データーは残したいものですが,こんな場合でも大丈夫!なのです。“wavファイル”で取り込んだアルバムの最後の曲として“mp3ファイル”を追加して,その曲のアートワークとしてジャケット画像を登録すれば良いのです。“mp3ファイル”は無音状態で曲の長さは1秒ぐらいが適当です。そして,その“mp3ファイル”は再生しないように設定します。

上記のような感じにします。必要なら“mp3ファイル”は下記よりダウンロードしてください。

“mp3ファイル”のダウンロードはこちらから →  

これで iTunes は最高のプレイ・リストになるでしょう。

AU(オーディオ・ユニット・プラグイン)については,web上にフリー(無償)でダウンロードできるものが多数存在しますが,私としては「おもちゃ」みたいで全く使う気になれなかったものがほとんどです。
有償のAUをいろいろと探してみますと,Pro Tools や Logic Pro X(Apple)という凄いソフトウェアがありますが全く使い方が分からない…。(泣)
それで,やっと探し当てたのが
  iZotope(https://www.izotope.com/
  Waves Audio(http://www.waves.com/
のプラグインです。

 iZotope OZONE 6                 Waves GEQ

 Waves Linear Phase EQ             Waves IR1 Convolution Reverb

価格は一つのプラグインを数万円で入手できます。iZotope も Waves もプロのレコーディングでミキシング・ツールとして活躍していますので,十分なクオリティーを感じさせてくれます。
これらを外付けのハードで揃えるとなると Accuphase のヴォイシング・イコライザー1台で \850,000 ぐらいの出資を覚悟せねばなりません!
なにも周波数特性が一直線であるばかりが高音質ではないと思います。もっと積極的に自分自身のお好みの音質に仕上げられてはいかがでしょうか?
  • USB入力付きD/Aコンバーター
この際,お持ちのD/Aコンバーターが旧くなってきて,そろそろ新調しようとお考えの方はUSB入力付きのD/Aコンバーターをお勧めします。






dCS や NAGRA や LINDEMANN などから,続々と魅力的な製品が出現しています!
(The End)

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